天然石とアートワックスpart2/ジュエリー専門学校
こんにちは!
今日は先日ブログに書いた天然石の石座の続きを書きたいと思います
先日ワックスの状態の写真を載せましたが、こちらがキャスト後磨きを経た完成品です!
ワックスはキャストすると縮みが出るので内側をかなり削る必要があります。
今回は石が大きかったので余計に縮みもたくさん出てました。
だからワックスの時と比べるとかなり石座自体薄くなってます。
そのことも見越したうえでワックス原型は厚めに作っておくのです。
作った原型が薄すぎて石合わせをしていたら破けた・・・。なんてことにならないように要注意。
写真で見ると分かりづらいですが、この石は左右対称ではなかったので石座もそれに合わせて作りました。こんなことが容易にできるのもアートワックスならではのメリットです。
磨いて石留の前にいぶし加工をしてお好みの塩梅に磨きます。
そして石留。今回は爪留なので、ヤットコでぐいっと爪を寄せるだけでしっかり留まりました。
爪留にしたのは理由があって、今回の天然石は硬度があまり高くなかったので覆輪留だと叩いている途中に割れてしまう可能性があったからです。
こんなことも考えつつ石座をデザインしていきます。
皆さんもお家に眠っている天然石コレクションをオリジナルジュエリーにして身に付けてみてはどうですか?
記事:岩村